AWS書籍比較!初心者から認定試験対策まで、おすすめ6冊を徹底比較

IT資格

AWS(Amazon Web Services)は、クラウドコンピューティング分野でリーディングカンパニーとして知られています。

AWSの学習を始めるには、実際にクラウド構築してみることはもちろんですが、知識や仕組みを知らない状態では勉強の効率が良くないため、一般的にはUdemyなどのプラットフォームもしくは書籍にて学んでいるSEが多いかと思います。

本記事では、AWS学習のための書籍選びに役立つポイントと、AWSの基本から認定試験対策、クラウド開発やアーキテクチャ設計まで、おすすめの書籍をいくつかご紹介します。

各書籍の特徴や内容の比較も行いますので、AWS学習のスタート地点として、ぜひ参考にしてみてください。

書籍の選び方:AWS学習におけるポイント

AWSを学習するにあたり、まずは大きく「AWS認定資格の勉強」を目的とするか「実務でAWSを扱うための勉強」とするか自身の目的に合った書籍を選びましょう。

認定資格の教本と、実務の教本では記載の仕方や押さえているポイントが大きく異なります。

下記はAWSを学習する書籍を選ぶ際に重視すべきポイントをまとめています。

目的と対象読者の明確化

AWSの学習目的や自身のスキルレベルに合わせた書籍を選びましょう。

入門書、認定試験対策書、開発実践書など、目的に応じた書籍を選択することが重要です。

内容のカバレッジと詳細度

書籍の内容がAWSの全体像をカバーしているかどうかを確認しましょう。

AWSの主要サービスやアーキテクチャ設計、セキュリティ対策など、幅広いトピックを網羅した書籍が望ましいです。また、具体的な手法やサンプルコードの充実度もチェックしましょう。

アップデート情報と最新版の有無

AWSは頻繁にアップデートされるため、最新の情報を提供している書籍が適切です。

書籍の最終更新日や最新版の有無を確認し、同じ書籍でも最新の版数を選ぶことを心掛けましょう。また、読む際は対象の書籍が発売された時期を把握して読むことも大切です。

デモやサンプルコードの提供

書籍が実際のデモやサンプルコードを提供していると、AWSの概念や手順を実際のコードや操作を通じて学ぶことができます。

具体的な例や演習を通じて学ぶことで、理論を実践的な形で身につけることができます。デモやサンプルコードが豊富な書籍は、実践的なスキル構築に役立ちます。

著者の経験と信頼性

書籍の著者がAWSの経験豊富な専門家である場合、その書籍は実践的な知識やベストプラクティスを提供している可能性が高いです。

著者が実際にAWSを使用してプロジェクトを遂行し、その経験をもとに執筆した書籍は、読者にとって信頼性の高い情報源となります。著者のプロフィールや経歴を確認し、実務経験の豊富な著者による書籍を選ぶことをおすすめします。

ネットワークやコミュニティの参加

AWSの学習においては、オンラインのコミュニティやフォーラムに参加することが有益です。

書籍を選ぶ際には、書籍自体のサポートや著者への質問に対する返答があるかどうかも確認しましょう。書籍に関連するコミュニティやフォーラムに参加することで、他の学習者やエキスパートとの交流や情報共有が可能になります。質問に回答を得たり、他の人の経験や洞察を学ぶことで、より深い学習体験を得ることができます。

『AWSの基本・仕組み・重要語が全部わかる教科書』

【概要】

『AWSの基本・仕組み・重要語が全部わかる教科書』は、AWS初心者向けの総合的な学習教材です。AWSの基本概念から、主要なサービスやアーキテクチャ、重要な用語までを網羅しており、初めてAWSに触れる方に最適な一冊です。

【特徴】

  • 初心者向けのわかりやすい解説:著者はAWSの経験豊富な専門家であり、わかりやすい説明と具体的な例を用いて、AWSの基本概念を理解しやすく解説しています。
  • カバレッジの広さ:本書では、AWSの主要なサービスやアーキテクチャ、セキュリティ、ネットワーキングなど、幅広いトピックを網羅しています。基本から応用まで、包括的に学ぶことができます。
  • 重要語の解説:AWSには独自の用語や略語が多く存在しますが、本書ではそれらの重要な用語をわかりやすく解説しています。初学者でも混乱することなく学習を進められます。
  • 実践的な演習:書籍には実践的な演習問題や手順が含まれており、学んだ知識を実際に活用しながらスキルを磨くことができます。

【対象読者】

  • AWS初学者やクラウドコンピューティングに興味がある方
  • AWSの基本を体系的に学びたい方
  • AWSの用語や概念について理解を深めたい方

【コメント】

『AWSの基本・仕組み・重要語が全部わかる教科書』は、AWS初学者にとって理解しやすい教材として評価されています。

基礎からしっかりと学びたい方やAWSの用語や仕組みについて詳しく知りたい方におすすめの一冊です。

初学者にとって複雑な基本概念や重要な用語の解説が丁寧に行われているおり、図や具体的な例を交えて理解を深めることができるため、今後のステップに向けた高度なAWSのスキルや知識を身につけるための土台を築くことができます。

また、実践的な演習問題を通じて、学んだ知識を実際の場面で応用するトレーニングも行うことができます。

この書籍は、AWS認定試験にも対応しているため、試験対策にも役立ちます。基礎からしっかりと学び、AWSの知識を実践的なスキルも取得したいという方にとって、必須の教材と言えるでしょう。

SBクリエイティブ
¥2,970 (2023/09/01 18:47時点 | Amazon調べ)

『AWSではじめるクラウド開発入門』

【概要】

『AWSではじめるクラウド開発入門』は、AWSを使用したクラウド開発に興味がある方や既存の開発者向けに、実践的な知識と手法を提供する書籍です。AWSの各種サービスを活用してクラウドベースのアプリケーションを開発するための基礎知識から、実際の開発手法まで幅広くカバーしています。

【特徴】

  1. 実践的なアプリケーション開発ガイド:本書では、AWSを使った実際のアプリケーション開発に焦点を当てています。開発者の視点から、AWSのサービスやツールを効果的に活用する方法を具体的な例とともに解説しています。
  2. フルスタック開発のカバレッジ:クラウド開発におけるフルスタック開発の流れを網羅しています。フロントエンドの開発からバックエンドの構築、データベースの設計、セキュリティの考慮まで、全体像を把握しながら学ぶことができます。
  3. サンプルプロジェクトとハンズオン演習:書籍内には実際のプロジェクト例やハンズオン演習が含まれており、学んだ知識を実際のプラクティスに適用することができます。手を動かしながらスキルを磨くことができるので、理論だけでなく実践力も身につけることができます。

【対象読者】

  • クラウド開発に興味がある開発者
  • AWSのサービスを使ったアプリケーション開発に取り組みたい方
  • フルスタック開発の知識を身につけたい方

【コメント】

『AWSではじめるクラウド開発入門』は一般的な技術書に比べて手頃な価格であり、コストパフォーマンスの高い教材となっています。

クラウド開発に取り組むための実践的な知識と手法を提供してくれる貴重な一冊です。開発者の視点から書かれており、AWSの各種サービスをどのように活用してアプリケーションを開発するかを具体的な例を交えて解説しています。

この書籍では、フルスタック開発のカバレッジも広く取り扱われており、フロントエンドからバックエンド、データベース、セキュリティなど、開発の全体像を把握しながら学ぶことができます。

また、書籍内にはサンプルプロジェクトやハンズオン演習も含まれており、実践的なスキルを身につけるためにも役立ちます。

著:真野智之
¥3,148 (2023/09/01 18:48時点 | Amazon調べ)

『AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書』

【概要】

『AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書』は、AWSの認定資格である「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」試験の準備に最適な書籍です。

AWSのソリューションアーキテクトとして必要な知識やスキルを網羅しており、試験の合格に向けて効果的な学習をサポートします。

【特徴】

  1. 試験範囲の完全網羅:本書では、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験の全範囲を網羅しています。アーキテクチャの設計原則、AWSサービスの概要、セキュリティ、可用性、費用最適化など、試験で求められる知識を網羅的に学ぶことができます。
  2. 詳細な解説と実践的な例:書籍内では、各トピックの詳細な解説と具体的な実践例が提供されています。理論だけでなく、実際のシナリオに基づいた課題や演習問題を通じて、実践的なスキルを身につけることができます。
  3. サンプル問題と模擬試験:書籍には試験の難易度に合わせたサンプル問題や模擬試験も含まれており、自己評価や復習に役立ちます。試験形式に慣れることで自信を持って本番に臨むことができます。

【対象読者】

  • AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験の合格を目指す方
  • AWSのアーキテクトとしての知識やスキルを習得したい方
  • クラウドアーキテクチャの設計に興味がある方

【コメント】

『AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書』は、価格は一般的な技術書に比べてやや高めですが、試験の合格に向けた充実した内容と豊富な学習資料が含まれているため、投資する価値は十分にあるかと思います。

この書籍は、AWS認定試験の合格を目指す方にとって頼りになる教材です。

試験範囲の完全網羅と実践的な解説を通じて、アーキテクトとして必要なスキルを習得することができます。また、サンプル問題や模擬試験を通じて自己評価を行い、試験に対する自信をつけることもできます。

AWS認定資格は、クラウドエンジニアやアーキテクトとしてのキャリアを築く上で重要な要素となっています。『AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書』を使って効果的な学習を進め、試験の合格を目指しましょう。資格取得により、自身のスキルを証明し、キャリアの可能性を広げることができます。

『Amazon Web Serviceクラウドデザインパターン設計ガイド』

【概要】

『Amazon Web Serviceクラウドデザインパターン設計ガイド』は、AWSを使用してクラウドアーキテクチャを設計するための実践的なガイドブックです。

クラウド環境での設計上の課題に対する解決策としてのデザインパターンを豊富に提供し、最適なクラウドアーキテクチャを構築するための手助けをします。

【特徴】

  1. 詳細なデザインパターン:本書では、異なるシナリオに対応するための様々なデザインパターンを詳細に解説しています。スケーラビリティ、可用性、セキュリティ、コスト最適化など、様々な要素を考慮したパターンが網羅されており、実際のプロジェクトに適用できる具体的なアイデアを提供します。
  2. リアルワールドのシナリオ:書籍内では、実際のクラウドプロジェクトで遭遇するであろうシナリオに基づいてデザインパターンが紹介されています。これにより、読者はリアルワールドの問題に対してどのようにアーキテクチャを設計するかを理解することができます。
  3. 設計上のベストプラクティス:書籍では、AWSのベストプラクティスを踏まえた設計上のアドバイスも提供されています。AWSのサービスを最大限に活用しながら、セキュアでスケーラブルなクラウドアーキテクチャを実現するための指針が示されています。

【対象読者】

  • AWSのクラウドアーキテクチャ設計に興味があるエンジニアやアーキテクト
  • クラウド環境でのアプリケーション設計に携わる開発者やアーキテクト
  • AWSのデザインパターンを学びたい技術者やクラウドエンジニア

【コメント】

『Amazon Web Serviceクラウドデザインパターン設計ガイド』は、価格は一般的な技術書に比べてやや高めですが、クラウドアーキテクチャの設計において重要な指針となるデザインパターンを学ぶことができます。

この書籍では、AWSを活用してクラウド環境を設計する上で貴重な情報を提供しています。

詳細なデザインパターンの解説とリアルワールドのシナリオに基づいた実例を通じて、読者はクラウド設計のベストプラクティスを理解し、効果的なアーキテクチャを構築するスキルを身につけることができます。

AWSのクラウドデザインパターンに関する知識は、スケーラビリティ、可用性、セキュリティ、コスト最適化、などの重要な要素に関して詳細に記載されており、クラウドアプリケーションを設計する上で欠かせない知識となっています。

実践的な知識と洞察を得ることで、クラウドアーキテクチャの設計において競争力のあるスキルセットを獲得しましょう。

著:玉川 憲, 著:片山 暁雄, 著:鈴木 宏康, 著:野上 忍, 著:瀬戸島 敏宏, 著:坂西 隆之
¥2,673 (2023/09/01 18:49時点 | Amazon調べ)

『AWS Lambda実践ガイド 第2版』

【概要】

『AWS Lambda実践ガイド 第2版』は、サーバーレスコンピューティングサービスであるAWS Lambdaの実践的な利用方法と最適な設計手法を解説した書籍です。Lambdaを使用してアプリケーションを開発する際に必要な知識とスキルを習得するための一助となります。

【特徴】

  1. 実践的なガイド:本書では、実際のプロジェクトでのLambdaの活用方法を具体的な例を交えながら解説しています。関数の作成、デプロイ、トリガーの設定、ベストプラクティスなど、実際の開発シナリオに即した手法を学ぶことができます。
  2. サーバーレスアーキテクチャの設計:書籍では、サーバーレスアーキテクチャの設計上のポイントも詳細に説明しています。Lambdaと他のAWSサービスを組み合わせる際のベストプラクティスやパフォーマンスの最適化など、実際のプロジェクトにおいてアプリケーションを効果的に設計するための手法を学ぶことができます。
  3. 最新のアップデートに対応:第2版では、AWS Lambdaの最新のアップデートや新機能についてもカバーしています。AWSの進化に合わせて追加された機能やツールの活用方法を学び、Lambdaをより効果的に活用することができます。

【対象読者】

  • サーバーレスコンピューティングに興味がある開発者やアーキテクト
  • AWS Lambdaを使用したアプリケーション開発に携わるエンジニアやデベロッパー
  • AWSのサーバーレスサービスを効果的に活用したい技術者やクラウドエンジニア

【コマンド】

『AWS Lambda実践ガイド 第2版』は、Lambdaを実践的に活用するための手法やベストプラクティスが詳細に解説されており、読者にとっての投資価値が高い書籍と言えます。

この書籍では、AWS Lambdaの実践的な利用方法と設計手法を学ぶためには欠かせない特化した内容となっており、実際のプロジェクトに基づいた具体的な例や最新のアップデートに対応した情報を提供しているため、読者はLambdaを効果的に活用するためのスキルと知識を習得できます。

Lambdaはサーバーレスコンピューティングの重要な要素であり、クラウドネイティブなアプリケーション開発において欠かせない存在です。

『AWS Lambda実践ガイド 第2版』を通じて、Lambdaの基本から応用までを学び、サーバーレスアーキテクチャの設計や開発に自信を持つことができるでしょう。

著:大澤 文孝
¥3,564 (2023/09/01 18:50時点 | Amazon調べ)

『シナリオで学ぶパブリッククラウドAmazon Web Services 設計&開発ガイド』

【概要】

『シナリオで学ぶパブリッククラウドAmazon Web Services 設計&開発ガイド』は、AWSを使用したクラウドアプリケーションの設計と開発に焦点を当てた実践的な書籍です。

シナリオベースの学習を通じて、実際のプロジェクトで必要なスキルやベストプラクティスを身につけることができます。

【特徴】

  1. シナリオベースの学習:本書では、実際のビジネスシナリオを用いながらAWSの設計と開発を学びます。シナリオに基づいた具体的な課題に取り組むことで、実践的なスキルを習得することができます。また、各シナリオでは複数のAWSサービスを組み合わせた設計や開発手法が紹介されており、実際のプロジェクトに即した学習が可能です。
  2. 網羅的なトピックカバレッジ:本書では、AWSの主要なサービスや機能について詳細に解説しています。VPC、EC2、S3、RDS、Lambdaなどのサービスをはじめ、ネットワーキング、セキュリティ、データベース、ストレージなどのトピックもカバーしています。これにより、幅広い領域でのクラウドアプリケーション開発に必要な知識を網羅的に学ぶことができます。
  3. 実用的なヒントとベストプラクティス:書籍では、実際のプロジェクトにおいて役立つヒントやベストプラクティスも提供されています。設計のポイントや最適化の手法、パフォーマンスの向上など、実践に役立つアドバイスが豊富に盛り込まれています。

【対象読者】

  • AWSの基礎知識を持つ開発者やアーキテクト
  • 実際のプロジェクトでAWSを活用したクラウドアプリケーション設計と開発に携わるエンジニアやデベロッパー
  • AWSのサービスや機能を幅広く学びたい技術者やクラウドエンジニア

【コメント】

『シナリオで学ぶパブリッククラウドAmazon Web Services 設計&開発ガイド』は、実際のビジネスシナリオを通じた学習が可能であり、幅広いAWSサービスとトピックのカバレッジがあるため、投資価値が高いと言えます。

この書籍は、AWSを実践的に活用したクラウドアプリケーション設計と開発に興味を持つ方にとって貴重な情報源です。

シナリオベースの学習を通じて、実際のプロジェクトでのスキルを身につけ、AWSの豊富なサービスと機能を効果的に活用する能力を磨くことができます。

著:大石良, 著:永田明, 著:高橋大成(サーバーワークス), 著:大澤文孝
¥3,867 (2023/09/01 18:50時点 | Amazon調べ)
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。