Aruba WLC(無線コントローラー)工場出荷状態へ初期化する方法

IT技術解説

Aruba WLC(無線コントローラー)工場出荷状態へ初期化する方法

HPE Aruba製のAP(アクセスポイント)を集中管理し、稼働させる役割を持つWLC(wireless controller)。

今回はArubaの無線コントローラーを、工場出荷状態に初期化する方法を解説します。

コントローラはCLI、GUIどちらでも初期化可能

Arubaの無線コントローラはCLI(コマンド、GUI(ブラウザ)の両方から初期化を行うことが可能です。CLIからコマンドで実行するのでであれば、IPアドレスが不明な場合でもコンソールケーブルより初期化を行うことができます。

コマンド対象機器、対象OS

Arubaのコントローラーは7010や7200など型番が複数あり、OSも8.5シリーズから8.10シリーズまで様々ですが、現時点ではすべての型番、OSで可能な方法です。

Aruba コントローラ 初期化コマンド(CLI)

ArubaコントローラにCLIよりログインし、下記コマンドを入力します。

# write erase all

「write erase all」を入力すると、自動でコントローラの再起動が開始され、起動時には初期化が完了しています。

もしエラーなどでコマンドが実行できない場合は、configモードに入っていないか、mmモードで実行していないかをご確認ください。

「write erase」コマンドでもconfigの初期化は可能ですが、完全に工場出荷状態に戻すコマンドではなく、フラッシュに保存されたconfigを工場出荷時のデフォルトに復元し、ブート構成ファイルを「default.cfg」ファイルに変更するというコマンドとなります。

完全な工場出荷状態に戻す場合「write erase all」コマンドとなりますが、構成ファイル、ブート構成ファイルも「default.cfg」ファイルに復元され、 ライセンスや、wmsデータベース、APデータベースなども初期化されますので、ライセンスを削除したくない場合などは事前のエクスポートを必ず行ってください。

ライセンスファイル回避方法(エクスポート)

上記の通り、完全な工場出荷状態に戻す「write erase all」コマンドで初期化した場合、ライセンスファイルも削除することになるので、ライセンスを消したくない場合は、下記コマンドでライセンスのエクスポートを行ってください。

GUIの場合は左メニューの「Configuration」より 「Network」>「Controller」の「LicenseManagement」から[ExportDatabase]をクリックすることでライセンスの回避を行うことができます。

# license export [ファイル名]

回避したライセンスファイル投入(インポート)

回避(エクスポート)を行ったライセンスファイルは、下記コマンドでインポートします。

GUIでは左メニューの「Configuration」より 「Network」>「Controller」の「LicenseManagement」から[inportDatabase]をクリックします。

# license inport [ファイル名]

Aruba コントローラ ブラウザからの初期化方法(GUI)

GUI(ブラウザ)から初期化を行う場合は、ログイン後、左メニューの「Maintenance」より「Switch – clear configuration」を選択します。この方法は上記のコマンドでいうところの「write erase」と同じなので、完全な工場出荷状態に戻すわけではありません。

構成ファイルやブート構成ファイルも初期化し、ライセンスなども削除したい場合はコマンドでの実行が必要となります。

ちなみに~Aruba IAPの初期化方法

ArubaのAPを初期化する方法は[apboot]モードで[factory reset]というコマンドを入力することで初期化可能です。
IAPの初期設定や[apboot]モード、設定に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。


Aruba Instant AP 初期 設定方法-IAPコマンド一覧-
※インフラエンジニア向けの記事になります。記事のリストはこちら。 HPE ArubaのIAPの初期設定方法を解説していきます。 Aruba Instant AP とは APの中でも自立型AP、コントローラー管理型AP、クラウド管理型APと様

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